自分を知るとはどういうことか? 私の気づきと変化

皆さんは、自分のことをどれくらい理解しているでしょうか。
「わかっているつもり」でも、実はあまりわかっていない
そんなことは意外と多いものです。

かく言う私も、昔は自分自身のことをよく理解できていませんでした。
ただ、幸いなことに、比較的早い段階でそのことに気づくことができたのです。

  • 何がきっかけで気づいたのか
  • 気づいたことで何が変わったのか
  • なぜ“気づくこと”が大事なのか

今回は、私の人生や考え方をもとに、そんなお話をしていこうと思います。

目次

最初に“自分”に気づいた日──いじめと向き合って

最初に“自分”に気づいたのは、小学生のときでした。

基礎疾患による見た目の問題で、いじめを受けていました。
この問題を解決するために、私は真剣に自分と向き合ったことがあります。

原因を考えたとき、「本当に見た目だけが理由なのか?他にもあるのでは?」
そう考えるようになりました。

そこで行きついたのが、自分の“性格”でした。
自覚はありませんでしたが、周りから見た私は──
表情が暗い/声が小さい/動きが鈍い。

こうした点が、いじめの原因になっているのではないかと思うようになったのです。

その後、諸事情で転校することになった私は、それをきっかけに、少しずつ自分を変えていきました。
すると、環境も少しずつ変わっていきました。

このとき私は初めて、“知らなかった自分”を知ったのです。

ただ、ここで一つ大切なことがあります。
この体験だけで「自分のすべてを理解できる」わけではないということです。
だからこそ私は、「最初に気づいたのが」と、あえてそう書きました。

新社会人になって知った「ズレた私」

次に“気づき”があったのは、新社会人になったときでした。

学生の頃は、自分で関わる人・環境・スケジュールをある程度管理できます。
でも社会人になると、そうはいきません。

コミュニケーションがより重要になり、
いろんな人と、いろんな場面で会話や作業をするようになります。
その中で、指摘されたり、怒られたり、教えられたりする場面が増えます。

そうした中で私は、
自分がズレた考えをしていたこと、甘い思考をしていたこと、
逃げることばかり考えていたことに気づきました。

本心や思考のクセ、それが周囲や自分にどんな影響を与えていたかを知って、
驚きとともに、「このままではよくない」と感じたのです。

それ以来、私は何か行動したり判断したりする前に、
一度立ち止まって、自分に問いかけるようになりました。

「自分は本当はどう考えているのか?」
「本当にそれが正しいのか?」

そうやって自分と向き合うようになると、
周囲の人の対応にも、少しずつ変化が見え始めました。

この“対話”ができるようになってから、自分への理解が一気に深まった気がします。

とはいえ、人は常に変化します。
「以前はこう考えていたけど、今は違う」
そんなこともよくあります。

知っていることが増えると同時に、知らないこともまた増えていく。
自分を理解するということは、常に続いていく行為なのだと実感しました。

気づける力が、私を変えた

それからも、何度か自分を知る場面がありました。
現在では、かなりの解像度で自分を理解しています。
さらに、無意識のうちに自分の行動や判断の本心を捉えられるようになり、
心境の変化にもすぐ気づくことができます。

この「気づける」ということができるようになると、
自分の弱い部分やダメな部分をすぐに見つけることができ、
それに対する対処も考えられるようになります。

昔のような甘い考えや、逃げ癖が出ないようにもできるし、
逆に、本当につらいときには、自分を逃がしてあげる・寄り添ってあげることもできます。

つまり、自分をコントロールし、自己成長ができるようになるのです。

年齢を重ねるにつれ、指摘してくれる人は減り、
自分自身も固定概念に縛られがちになります。
だからこそ、「自分を知る」ということはとても大切なのです。

もちろん、今の私も自分を完璧に理解しているわけではありません。
変化し続ける以上、その瞬間はきっと訪れないでしょう。

それでも私は、常に自分と向き合うことを大切にし、
これからもそうありたいと心がけています。

「きっかけ」は自分を知る最大のチャンス

このように私は、何かのきっかけで自分を知ることがよくありました。

そしてこの「きっかけ」こそが、自分を知るための一番のチャンスだと思っています。

ただしこれは、誰にでもすぐに起きるものではありません。
なにもきっかけがなかった人、気づけなかった人もいるでしょう。

けれど、たとえきっかけがなくても、「気づくこと」はできます。

皆さんも、何かを行動するとき、何かを判断するとき、
いちど立ち止まって、自分と向き合ってみてください。

自分を知ることは、きっと自分にとって「良いこと」しかありません。

このブログが、そんな気づきのきっかけになれば嬉しいです。

私の人生や考え方については、これまでの記事でもお話ししています。
今回冒頭で触れた「いじめ」の話についても過去に書いていますので、
ぜひあわせて読んでいただければと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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