しのぶ– Author –
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「怒られないように生きる」──ブラック企業で身についた私の処世術
初めての就職先は、小さな会社でした。 そこには、時が止まったような、少し古びた空気が流れていて── まるでタイムスリップしたかのような、不思議な感覚の中で働いていました。 気づけば、自分の中の何かが、少しずつ変わりはじめていて。 あの頃の経験... -
“ずれている”ことにすら気づけなかった私が、ようやく自分を疑えるようになるまで
自分が“ずれている”ことにも気づけなかった幼少期。敏感な感覚、毒親との関係、それら全てを知らずに生きていた私が、ようやく自分を見つめ直せるようになるまでの話。 -
「人になりたい」と思った私
劣等感や人への憧れから、私は“人になる努力”を始めました。 でもその努力は、やがて感情を置き去りにするものだった──。 これは、そんな私の記録です。 -
“敏感すぎる体”と生きてきた私の話
人の気配、音、匂い──すべてが“刺激”に感じる敏感すぎる体。私はその感覚とどう向き合い、生きてきたのかを綴ります。 -
母親が私の世界だった【後編】──世界が壊れ始めた日
「母のために生きてきた」その思いが、私の目を曇らせていたのかもしれない。 尊敬していた。感謝していた。何ひとつ疑わなかった。けれどある日、私は気づいてしまった。「この人は毒親であり、私が信じていた家庭は、幻想だったのかもしれない」と。 そ... -
母親が私の世界だった
「母が喜ぶことが、私のすべてだった」── その信念で生きてきた子供時代の私の記憶を、静かに綴っています。 -
私は空気を読む。そして壊れていった。
空気を読むことが当たり前だった私にとって、 対人関係は、いつも“避けられない疫病”のようでした。 誰にも見せなかった心の疲弊と、その奥にあった叫びを言葉にしました。 -
“普通”という円の外で、生きてきた私
自分の中に、ずっと考え続けてきた“永遠のテーマ”があります。 「人と違うとは何なのか」「そもそも、人とは何なのか」 今回は、その問いについて、少しだけ話してみようと思います。 人と“違う”と感じた原点 私は、物心ついたころから「自分は人と違うん... -
私の特異性──空気を読む子供と、死が怖かった夜
もしかしたら、自分は「異常」なのかもしれない。 そう気づいたのは、大人になってからのことでした。 -
逃げていたあの頃のはじめの一歩
あの時はまだ、すべて周りのせいにしていました。自分は何も悪くない。環境が悪いから、苦しんでいるんだと——。 今でこそ、当時の考え方は偏っていたと思えますが、基礎疾患に加えて、いじめも徐々に増えていく中で、私はどんどんネガティブになっていきま...
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